硬化療法

薬剤を患部の血管に注射して治療する硬化療法は、体への負担が少なく、傷跡も残りづらいことで知られています。ですが、デメリットもしっかり知っておく必要があります。ここでは利点と懸念点や、気になる副作用について解説しました。

硬化療法

「下肢静脈瘤」の治療法の一つである硬化療法は、硬化剤という薬剤を患部である血管に注射して治療する方法です。弁が壊れ血液が逆流し溜まっている状態になっている血管に硬化剤を注射し、皮膚の上から圧迫します。 それにより患部である静脈を閉塞させ退化させます。完全に閉塞し退化した静脈は、やがて組織に吸収されて消失します。

硬化療法の利点と懸念点

硬化療法では、硬化剤という薬剤を患部である血管に直接注射することで、病的な静脈を閉塞し退化させ消滅させます。この治療法は、分枝静脈瘤や陰部静脈瘤には有効ですが、伏在静脈本幹の治療には限界があります。 網目静脈瘤など細かい静脈瘤にも使用されますが、1mm未満のくもの巣静脈瘤にはなかなか治療効果が得られないことがあります。

Q:合併症はないのですか?

A:一時的ですが血管が硬くしこり、色素沈着が発生します。
治療された血管が硬くしこり徐々に縮小していきますが、気にならなくなるまで数か月要することがあります。血管が硬化する際に炎症が引き起こされるため、その後色素沈着(しみ)が発生します。色素沈着が消えるのに最低1-2年要することがあります。また、一時的に局所の多毛が発生することがあります。
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