1470nmレーザー焼灼術
<特徴>
ラジアル2リングファイバーにより血管壁に垂直にレーザー照射ができる。
<利点>
保険適用である。
ラディアルファイバーの採用により治療効果が高まった。
<欠点>
使用するファイバーやカテーテルが太い。
照射中に血管がファイバーに付着してなめらかな照射ができなくなることがある。
2000nmレーザー焼灼術
<特徴>
下肢静脈瘤治療に用いられる現存のレーザーの中で最高波長。
水(組織)への吸収率が最も大きい。
<利点>
手術時間が短く、小さい照射エネルギーで血管の処理能力が優れている。
術後の回復が早く通院回数が少ない。
<欠点>
保険適用ではない。このレーザーで治療できる医療機関が少ない。
高周波(ラジオ波、RF)焼灼術
<特徴>
血管内を高熱(120℃)にすることで血管壁を変性させ血管閉塞を来す。
<利点>
保険適用である。
手術時間が短く手術操作が比較的楽。
<欠点>
照射範囲が短い血管や、蛇行が強い血管が治療しにくい。
血管径が大きい血管の処理に不安がある。